ビバルディでの初投稿

This is my first post here at vivaldi.net, so like to test Japanese.

ポーランドへ来て 1 年が経った訳ですが、生活は落ち着き、仕事は・・・まあ、ノーコメントで。

今年 5 月に大学時代の友人がわざわざオーストラリアからポーランドの田舎町まで訪ねてきてくれて、それまでヴロツワフから外に出たことがなかった内向的な私を、隣町のレグニッツアまで引っ張って行ってくれた。それをきっかけに、せっかくポーランドに居るのだからと仕事の終わった週末にあちこちに出掛けるようになった。

最初は定版のクラクフ、それからポズナン。日帰りだったがヴロツワフと違っていずれも元々のポーランドの町。いわば初めて本物のポーランドにこっちへ来てから半年を経て初めて接したことになる。

その後は下シレジア地方の町をあちこち回り、行く先で絵葉書を買うのが常となった。先月一旦帰国した時には数枚の絵葉書を一つの額に入れて飾ってみた。何しろ枚数があるのでそこからのより抜き、結構良い感じだった。ドイツでは絵葉書一枚が1ユーロはするがポーランドでは半額くらい。元手が掛かからないので目につくとあれこれ買ってしまう。

そういえば、何かを買うというこの行動。極めて資本主義的な行動である。何せ少し前に資本主義になったポーランドの人たちにはなかなか理解してもらえないことの一つ。むしゃくしゃした時、気分が晴れない時、何でも良い、とにかく散財して、といっても額はたかが知れているが、憂さを晴らす。日本人なら分かってもらえると思う、ご自身はなさらなくとも。

ところが、真剣に追求したことはないのだが、こちらの人に説明しても、額面上はともかく、心底この行動の意味するところが分かって貰えていない気がする。

私の交際範囲が理性的なエンジニアだから、たんにそうかも知れない。

One Reply to “ビバルディでの初投稿”

  1. saito さんの文章、相変わらず読みやすくていいなあと思いました
    資本主義的憂さ晴らし、わかりすぎるほどわかります。

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